今年の三月、私の人生二度目の育休も終わりがけの頃、我が家のトイレ掃除について書いた。
「トイレのそうじ表」という紙っぺらを一枚トイレに貼ったら、家族のトイレ掃除分担がうまくいった、というお話。
でも、紙っぺら一枚でうまくいったのは、
「具体的に伝える」
「話し合う」
「自分で決める」
「目で見てわかるようにする」
「相手に任せきる」
という、家事育児のシェアに大切なことが家族で出来ていたからだと思うのです。
>>>ここから過去記事(2018.3.18)<<<
これまでわが家のトイレ掃除は、
「飛び散らせて汚したら掃除する。」
「汚くなっていると気づいた人が掃除する。」
というルールで運用されてきた。
私はまぁ、それなりに気にして掃除をしてきたつもりだった。
しかし、今から二週間程前、妻より
「トイレが美しくない。汚して掃除していない人がいる。」
との苦情が出た。
次男「俺じゃないよ、座っておしっこしている。」
長男「俺じゃないよ、座っておしっこしている。」
私「私ではありません。座ってしています。たまに掃除もしてる。」
容疑者三名は完全否認。
兄弟間で「絶対お前だろ。」となすりつけ合いが始まったので、
「まぁ待て、犯人探しをしても揉め事になるだけだから、掃除の仕方を変えよう。どうするといいだろう?」
「汚したら掃除をする、というやり方だと、本当は汚しているのに気づかない場合もあるので、各自定期的に掃除をする、ということでどうか。」
「分かった。」
(もちろん、もっと回りくどいことをごちゃごちゃ話しているが、割愛)
ということで作成されたのが写真の『トイレ掃除表』
長男「ひとり週一回でいい?じゃあ俺は水曜日。」
次男「俺は日曜日。」
私「じゃあ父ちゃんは二人の間の金曜日。」
妻「私はこの家が出来て十六年間、あなた達の誰よりもトイレ掃除をしてきたので、これには参加しません。三人でキレイにしてください。」
こうして始まったトイレ掃除当番。今のところ各自自主的に掃除をしており、トイレはきれいな状態が保たれている(まだ二週間だけど)。
今回のこの話し合い。どうってことないトイレの掃除についてだが、今のところうまくいっているので、何がよかったのか振り返ってみた。
振り返って気づいたことは、家事を家族でシェアするうえで大切なポイントがいくつか含まれていた、ということ。
まずは、妻より「トイレが美しくない。」と苦情が出たこと。
「気になること、やって欲しいことがあったら具体的に伝える」
これ大事。簡単なはずが、なかなか出来ない。
続いて、犯人探しは早々に終わりにし、改善策を話し合ったこと。
「出来ていないことを責めない。改善策を話し合う」
これも大事。トイレを汚して掃除していない犯人が(例えば)次男だったと判明したところでトイレは美しくならない。
責めてる暇があったら改善策を話し合うのが吉。
各自、自分で「ここまでやる。」と表明したこと。
「自分が決めて、それをやる」ということが結構重要。
やらされているのではなく、自発的にやることで持続する(可能性が高い)。
掃除したことがひと目で分かるように表を作成したこと。
人間ってやるべきことを忘れる生き物だ。特に自分が気にならない(私は部屋やトイレが汚いことに超鈍感な人間だ)ことはすぐに忘れてしまう。
「目で見て分かる表を作ることで進捗を管理する」
こうすることで、やり忘れも減るし、やったやっていないの揉め事も減る。
そして最後に、妻が「私は参加しない。」と表明したこと。
家事・育児の「分担」について話し合うと言いながら、お母ちゃんはやる前提で父ちゃんや子どもがどう「手伝う」のか、という話し合いになってしまうことって結構多い。
「任せて自分はやらない、という選択もあり」
これはちょっと気が引けるなんて人も多いかもしれないけれど、手放してしまえば楽になる。オススメ。
(その代わり、手放したものは完全お任せにして、基本口出しをしないことも重要)
おぉ、5つもポイントが。トイレ掃除も侮れない(笑)
以上、わが家のおトイレ掃除事情からの、家事・育児シェアのポイントでした。
>>>ここまで過去記事<<<
そんな夫婦、家族での家事育児のシェアについて話し合うイベントを開催します。
「夫のやる気スイッチ!の入れ方 ~二人のちょうどいい家事育児バランスを見つけよう~」
日時:2018年10月27日(土) 16:00-18:00(開場15:30)
場所:co-lab二子玉川 カタリストBA
会費:3,000円(ペアで参加の場合二人で5,000円)
https://peatix.com/event/449971/?fbclid=IwAR2dEPY1rIu0Lp6N13-nmCNLG2hsjcmQhiNBf2KCz9MQF40gA7Dizxj3yrg