言葉がほとばしるように口から出てくる2歳児。しかも基本拒絶。
「ご飯食べるよ」「たべない!」
「靴下はくよ」「はかない!」
「お風呂入るよ」「はいらない!」
「お風呂出るよ」「出ない!ボチャン出ない!ぺちこ!(親をビンタ)」
「叩かないで」「たたかないで、ない!ぺちこ!(またビンタ)ギャー!(号泣)」
人のことをビンタしておいて号泣(笑)
泣き声に気づいて様子を見に来た次男に向かって「お父ちゃんがぺちこした〜、いたかった〜!」
嘘ついて人をハメる技まで(笑)
とにかく何でも拒絶のイヤイヤ期なのでそれはもう大変。
納豆食べたいくせに「納豆は?」と訊くと「たべない!」
「食べないの?」「たべなくない!ぺちこ!」
「食べるのね。」とご飯にかけると「父ちゃんかけない!ぺちこ!」
「自分でかけるの?」「自分で、ない!ぺちこ!ぎゃー(号泣)」
もう意味不明。
しかも結局はモリモリ食べるし(笑)
自分に余裕がないとイライラするし、仕事で疲れていたりすると思わず叱ってしまって、余計にギャースカ滅茶苦茶になったりする。
10数年前、兄ちゃん達がチビだった頃と同じくドタバタしながら2歳児と過ごしている。
でも、兄ちゃん達のときと違うのは、
「このイヤイヤ意味不明のドタバタはあっという間に終わってしまう。」
ということが分かっている、ということ。
長男は中二、次男は小5、彼らが2歳だった時代はついこの間のような気もするし、遥か昔のような気もする。
振り返れば、10数年あっという間だったし、そのうちの、2歳のイヤイヤ期なんて本当に一瞬だ。
でも、実際に彼らが2歳前後だった頃は、当然そんなことは分からなかったし、日々過ごしていくだけでいっぱいいっぱいで、しょっちゅうイライラして子どもに怒って、そんな自分に凹んで。
そんな日々の繰り返しだった。
今でも、3人目のイヤイヤ期2歳児にイライラすることはある。
でも、そのイライラや、ギャーギャー泣く息子との時間を愛おしい、これもまた楽しい、と思えている。
風呂から出たくなくて全裸でギャン泣きする2歳児なんて、心底ため息出るけど、心底かわいい。
「また今日も全裸でミニカー持って風呂で泣くんだ。」と思うと笑えてくる。
笑うと「父ちゃん笑わない!ぺちこ!」てビンタされるけど(笑)
夜泣きする赤ん坊
「いや!」しか言わない2歳児
自分のことは棚にあげて文句はいっちょ前に言う小学生
自分でも何に苛ついているか分からない思春期の中学生(←うち今ココ)
そんな理屈の通じない生き物と過ごしていると、ついイライラしてしまうし、自分が親として「なってない」のではないかと思ってしまう。
でも。
イヤイヤ期の2歳児とずっと心穏やかに過ごすことの出来る方法なんてないし、そんなこと出来る人はいない。
赤ん坊が夜中に体を震わせてギャン泣きすることに理由なんてない。少なくとも大人には分からない。そして永遠に思える夜泣きの時間、日々も、いつかは終わる。
我が家も夜泣きの時期は終わってしまって、今ではもう0歳、1歳の赤ちゃんを見かけると羨ましく思ってしまう。
完璧な父ちゃんや母ちゃんなんていない。
子育ての現実に、イライラや葛藤や後悔はつきものだ。
でもそれを凌駕する愛おしさや楽しさや苦笑や爆笑に満ち満ちている。
子育てに行き詰まったら、どんどん周りに頼ればいい(むしろ行き詰まる前からどんどん頼ればいい)。
苦い思いは他人に喋って吐き出せばいい。
そうすると、イライラや後悔の想いに隠れていた「楽しい!」「愛おしい!」がみえてくる。
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台風がまたしても直撃、次男の運動会(土曜日)、三男の運動会(日曜日)、いずれも吹き飛ばされてしまいました。三男坊は予備日もダメそうなので、本当に残念。
2歳児が踊るUSA観たかったなぁ*3*)
昨日も夕飯食べながら「カモ、ベイビ、アメリカ〜♪」と歌っておりました