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仕事と家庭のインターンシップ(1)

インターンの学生さんたちと記念撮影^^
インターンの学生さんたちと記念撮影^^

9月6日、7日の二日間、愛知県の事業「仕事と家庭のインターンシップinあいち」で、二名の学生を受け入れました。

共働き夫婦の、職場での仕事から保育園のお迎え、家庭まで同行し、就業体験と家事育児の体験を行うことにより「仕事と家庭の両立」について考えるこの事業、昨年度は受け入れ先企業の担当者が女性ばかりだったのですが、今年度は男性が私も含め2名、いい感じになってきました。
この流れは県の担当の方がちゃんと来年度以降も維持してくれることでしょう。

さて。

就業体験というものの、私が普段机の前に座ってやっている事務作業の殆どは、個人情報満載で学生さんにタッチしていただく訳にはいかなかったので、職場では私が担当している「空き家対策」の現場調査の同行と、共働きの職員2名にインタビュー、というかたちで時間をすごしてもらいました。

 

インターンシップ時には、火曜日の台風の余波の通報がまだジャンジャカ入ってきており、いきなり「屋根と外壁が吹き飛んだ空き家」の現場調査、次に見たのが「鉄骨の柱・梁が座屈して崩壊一歩手前の工場」というヘヴィな現場。

 

学生さんがポツリ。

「公務員てこんな仕事もするんですね…。」

 

そりゃ、そう思うよね。

一般に公務員の仕事として想像されている「住民票の発行」とか「税の徴収」の仕事以外に、想像もつかないような多種多様な仕事を公務員は担っています。

年金、道路の維持修繕、観光あたりは言うに及ばず、子育て、高齢者福祉、工業団地の開発や企業の誘致、農地法に基づく許認可、宅地開発の許可、はては病院の運営まで。

他にもまだいっぱいある。

 

よく自分の子どもに「安定しているから」公務員を勧めているという親御さんに出会います。

確かに、身分と給料は安定していますが、職務内容は全く安定していません。

上記のような多種多様な職務を3年おきぐらいの異動で経験していくので、入社後20年の間に5~6回転職したぐらいの不安定な状態で働くことを余儀なくされます。

今後、技術の発達が進み、単純労働がAIの仕事になっていくと、この傾向はますます進んでいくだろうと思います。

私は、公務員の仕事はやりがいのある非常に面白いものだと思っていますが、安定した仕事だとは思っていません。

 

公務員を目指す学生の皆さん、公務員、お勧めします。

でも、どんなことをやっているのか、是非よくよくよ~く調べてみてから試験を受けられることをお勧めします。

 

あれ、インターンの触りしか書けずにに終わってしまった。

続きはまた次回。